りんくすのこそこそ話

りんくすが特撮とか、遊戯王やらポケモン、そのほか色々趣味について書くブログ

紅伝説いいよねって話

ポケモンの日記が惰性でだんだんと内容雑になってきたのでここらが潮時。

今日は一転話題を変えます。

 

という事でね。

このすばの映画の話。そろそろいいかなって。

 回数観ればいいってもんでもないが、このすばが好きなので何回か観てきた。

公開初日の朝一、その二日後に改めてもう一回。特典小説二週目分欲しさにもう一回。

近くでやってたのでもう一回。

てな感じで。でも全然飽きないというか、ラジオで色々演者の方達から聞いた話を元に見返して新たに発見する、ってのをやってた。

 

いい映画だったよマジで。こういうのでいいこういうので……って感じ。

いつも通りのこのすば。でもちょっと映画向けに盛ってる。

行きつけのラーメン屋でいつものラーメン頼んだらちょっと多めに盛ってくれた。そんな映画。

 

内容自体は原作5巻の話なんで、大体は分かってたものの、やっぱりこのアニメ、声優のパワーが凄い。全然別物。

 

アニメ2期までを経た上でだったので、絶対オークのシーンは面白くなると思ってたけど予想以上。

オーク組のクレジットに竹内順子さんとか小林ゆうさんとか居てベテランもベテラン連れてきたもんだから福島さんとの掛け合いの応酬が凄い。高いに負けじと声出してるのがよく分かる。

 

映画館で観る映画って、基本的にみんな静かに観るじゃないですか。でもこの映画は僕自身めっちゃ笑ったし、あちこちから笑ってる声が聞こえるしで、割と賑やか。

当然ながら笑うタイミングが殆ど一緒な訳ですよ。いつも観てる映画とは違う一体感。

全員かは分からないけど、ちゃんとみんなが同じタイミングで「ここが面白い(笑いどころとして)」って思ってるように作られているの、凄いなあって思う。

 

原作のラブコメ的なシーンはほっとんどカットされてたけど。まあでもこれなら補って余りあるというか、アニメはこれでいいんだよね。

笑ったシーンを上げればキリがない。

 

絵はがんがん動くし、声優さん達の演技も凄いし、なによりこの映画は音がいい。

 

音響のいい劇場で聴く爆裂魔法の音はもうほんと、全身にズシンと響く。ちょっとクセになる。

あとやっぱ劇伴だよね。このすばアニメの良さは音楽によって引きたてられている。

あんまりそういうの気にしないたちなんだけど、このすばはサントラ聴いてるとなんとなく、あああそこで流れた奴だなって思い返せるほど、一曲一曲が使われている場面と完全に一体になっている。

爆裂魔法のテーマからこのすばのメインテーマに移ったのがマジで感動した。

 

一回目は正直どうなん? って思ったシルヴィア戦のアニオリなんだけど、観た後に思い返して原作そのままだと映画としては味気ないもんなあって。

いつも通りのこのすばをやっているけど、でもやっぱりこれは映画なんだって。そう思ったらだんだんいいなってなってきて、二回目観た時は泣いてしまった。

若干無理矢理なのは否めないが、やっぱりこの映画は爆裂魔法で決めなくては駄目なのだ。

爆裂魔法に始まり、爆裂魔法で決め、爆裂魔法で終わる。それがこの映画。

爆裂尽くしである。

 

あとやっぱりね、原作からずぅっと好きなシーンが、動きがついて、声がついて、表情がつく。これが何よりうれしいし、それだけで良かったなって思う。

 

120点の映画だったよ。Blu-rayが出たらまた観ます。