りんくすのこそこそ話

りんくすが特撮とか、遊戯王やらポケモン、そのほか色々趣味について書くブログ

SSSSGRIDMANを考察したりとか

久しぶりの記事投稿。

 

※前振りが長いのでめんどうな人はとりあえず続きを読むから先を読んで頂ければ。

 

Twitterやってると書きたい思いみたいなのは呟いちゃうから、ブログって中々書かないよね、みてえに思ってた所……今期のアニメ、『SSSSGRIDMAN』が、めちゃくちゃにおもしれえのですよ。

特撮版である電光超人グリッドマンをアマプラで全話視聴し、高く上げたハードルの中でほんとにいいものが出てきた。そう思います。

 

電光超人含め、円谷特撮に触れているとニヤリと出来る要素も多く、現在2話時点でかなりハマってます。

 

そんなSSSSGRIDMAN、特撮好きが楽しめるのはもちろんの事、随所に考察しがいのある『謎』が散りばめられていますよね?

深夜アニメを見る人の中にはそういうのが好きな人も多いと思います。

 

僕はあまり考察するタイプではないですが、円谷特撮が大好きな僕は珍しくこの謎解きに挑戦してみようと思った次第。

当たるか当たらないかはともかく、思いついたことを纏めたい! と、思ったのでTwitterじゃ書ける字数が足んねえ!って事で久々にブログ、という形式で書こうと思いました。

 

↓以下本題

 

※2話の内容も踏まえた考察になります。ニコニコやGYAO!の遅れ配信などで追っててまだ見ていない人は注意! 

 

で、現在アニメグリッドマンで気になる点は、

 

①裕太は何者?

②SSSSGRIDMANの世界はいったい何なのか?

③アレクシス・ケレブの目的は?

 

現時点ではこの3つかなと思います。

僕の考察としては③から逆順に追って行った方が伝わりやすいかなと思うので、まずは③から。

 

③アレクシス・ケレブの目的は?

これに関しては考察というより、解釈の気がするんですけども。

予想から先に言うと、『世界の破壊、からの支配』かなみたいに思います。多分ここの目的に関しては電光超人のボスである、カーンデジファー様と変わらないんじゃないかな。

しかしやり方、そこがカーンデジファー様とは違いますね。

 

カーンデジファー様は武史くんのデザインした怪獣に意志を与え、コンピューターを弄り、それに紐づけられた機器を暴走させて現実世界に混乱をもたらす。というのが主なやり方でした。

まあ最終的にはそこから現実世界に出て行くのはあれど、計画の初期段階としてはこの解釈でいい……はず。いくらコンピューター弄ったってそうはならんやろ……って事件が多い? 気にするな!

 

対してアレクシス・ケレブ。こちらは最初からアカネちゃんの作り出した怪獣を街に実体化させて暴れさせています。

これだけでもカーンデジファー様とは大分違いますね?

そもそも武史くんがCGモデルとして二次元のデザインなのに対し、アカネちゃんが立体物として作り上げているという違いからもあるかもしれません。

そこで②の疑問に繋がります。

 

②SSSSGRIDMAN(以下SSSS)の世界はいったい何なのか?

これに関しては『アカネちゃんの願いによって生まれた世界』と考えています。

コンピューターワールドの様な仮想世界か並行世界かは分からないですが、このように考えています。

 

何故か? それはアカネちゃんの評価がやたらと高い=アカネちゃんにとって都合の良い世界ことからこの予想に辿り着きました。

 

2話での描写から、SSSSにおいて怪獣が出現する手順は、

アカネちゃんが何か、誰かに対して気に入らない事がある→自宅で怪獣フィギュアを作成する→それにアレクシスが命を吹き込み暴れさせる

というモノになっています。大体電光超人の武史くんが怪獣を作る手順と同じですね。

 

しかし、SSSSでは怪獣が市街地に直接出現するため、電光超人とは被害の規模が異なり、実際に人が死にます。

ですが、武史くんが殺人に対し消極的だったのに対してアカネちゃんは気にしていない。

それどころか、そもそも気に入らない一人を殺すことが最初から目的で、さらには目的の人物以外にも死者が出ているだろうに、そんな事もどうでもよく、目的の人物が死んだことだけを喜んでいます。

良心が欠如している様にも思えるこの描写。僕はアカネちゃんは『この世界をそもそも現実だと思っていない』からだと考えました。

 

この考察に至った経緯としては、

・アカネちゃんの部屋にあった沢山のウルトラシリーズの怪獣のフィギュア

・怪獣の立体物を作成している

という点から、ウルトラマンガイアの劇場版に登場した、鹿島田 浩(かしまだ ひろし)を思いだしたからです。

 

彼はウルトラマンの怪獣好きであり、ウルトラマンが好きな一つ学年が下の勉くんに「ウルトラマンなんか卒業しろ」と迫っていました。これは周り(親など)から同じような事を言われ鬱憤が溜まっていた所に、それを大っぴらに言えていた勉くんへの嫉妬心から来ていたものでした。

更に、勉くんから『願いを叶える赤い石』を奪い、自ら作り出した『怪獣のフィギュア』を実体化させ、怪獣は街の破壊を始める……という。そう、『赤い石』をアレクシス・ケレブに置き換え、浩くんをアカネちゃんへ置き換えると、怪獣出現の手法が殆ど一緒ですね?

 

ウルトラマンガイアの劇場版の脚本家は長谷川圭一さんという方で、この方は、SSSSの脚本も務めています。この事から、この共通点は偶然の一致ではないんじゃないかと。

 

恐らくはアカネちゃんは浩くんとほぼ同様の理由で日々に鬱憤が溜まっており、怪獣デザインの手腕に目を付け、そういった心の闇に漬け込み、アレクシス・ケレブが接近したのではないか? と考えています。

「世界に不満があるのなら、君の為だけの世界を用意してあげよう」

みたいな感じで。アカネちゃんが好きなので根っからの悪い子じゃないと思ったところから来た考えでもあります。

 

そしてアカネちゃんはアレクシス・ケレブの用意した彼女にとって都合の良い世界仮にSSSSの世界としましょう。ここに連れてこられます。

 

彼女にとってのSSSSの世界のすべては生活圏である『学校』と『自宅』であり、それ以外の街の住人はただのモブ。だからそれらが死んだところで気にはしないし、学校も自分が過ごすのに快適なものにしたい。そんな感じなのではないでしょうか?

 

もう一つのアカネちゃんの人物像の説として、元々学校に通えないでいる引きこもりであり(怪獣好きな事をバカにされ虐められていたことがあるとか)、学校に強い憧れを抱いているというのも考えており、だから例えばいじめっ子など、自分にとって不都合なものをこの世界では消し去って理想郷を作っている……みたいな感じじゃないかと。

 

ただ、そこに罠があり、アレクシス・ケレブがアカネちゃんに妙にフレンドリーであり怪獣を作るよう促すためにノせている理由があると考えています。

 

……と、ここまで書いて想像以上に長くなったので、この考察の続きと①の考察に関してはまた明日書こうと思います。